特徴・症状で選ぶ 犬の肥満

ウチの犬は太り過ぎ!?犬の肥満の原因と予防・対策をご紹介

『あれ…ウチのわんちゃん、ちょっと太り過ぎてない?』

ペットを飼っていると、知らず知らずの間に愛犬が太ってしまっていることがあります。

運動不足?食べすぎ?何が理由なんだろう…?

健康面を考慮すると、犬の肥満は正直あまり好ましいことではないです。

今回は、愛犬の太り過ぎ?と思った状態の改善のために、
”犬の太り過ぎ”の原因と具体的な対策を解説していきます。

ウチの犬は太り過ぎ!?犬の肥満の原因と予防・対策をご紹介

愛犬をふと見ると『あれ、この子太ったかな…?』と思う時があります。

太った原因は何だろう?肥満対策したいけどどうやってやれば?

そんなあなたがこの記事を読めば悩みを解決できるように、犬の肥満に関しての情報をまとめてみました。

自分の犬はどのくらい太っている?ボディコンディションスコアを把握

愛犬がどのくらい太っているかを知る『ボディコンディションスコア』と呼ばれる犬の肥満度の判断基準があります。

愛犬の肥満度を飼い主自身がまず把握しておくことは、肥満の予防や対策にも非常に役立つことなのでしっかりチェックしておくと良いです。

環境省から参考資料として出されているペットを飼うためのガイドラインがあるので、紹介します。

引用: 環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン

このように、肥満度をBCS1~BCS5で5段階で判断しています。

これらの肥満度を把握しておくと、愛犬が今どの段階に位置しているのかを理解した上で対策ができるようになりますね。
理想的なボディコンディションにしてあげると、犬の健康維持にもつながります。

 

なぜ太る?犬が肥満になる原因は?

犬の肥満の原因は、大きく分けて2つあります。

・飼い主側が作ってしまった肥満の原因
・遺伝・病気等で肥満になりやすい原因

それぞれの犬の肥満の原因に関して、具体的に紹介していきます。

飼い主側が作ってしまった肥満の原因

ドッグフード・エサの与えすぎ
犬には、犬種やサイズ・成長段階に合わせてそれぞれ適量だと言われているエサの量やカロリーがあります。

『よく食べるから大丈夫!』とあまり深く考えずにドッグフードなどのエサを与えてしまうと、肥満の原因になります。
適量をしっかりと把握しながら、犬の成長やサイズによってしっかり回数やえさの量を考えてあげないといけません。

おやつのあげすぎ
しつけのための訓練のごほうびなどで、おやつを与えすぎてしまうとこれも肥満の原因になります。
食事の管理をしっかりとしてあげていても、カロリーが高いおやつ等を与えすぎてしまいます。

普段適量だと思い与えているドッグフード等の食事やおやつやも、実は与えすぎてしまっていることがあり、
そういった場合は犬にとってカロリーを多く摂取しすぎてしまうことがあり、肥満体型になってしまいます。

運動不足
適度な食事量・カロリーを与えていても、運動不足が原因で太ってしまうことがあります。
散歩の時間や回数と、食事の管理のバランスは非常に重要です。
犬種によって運動が非常に大好きで運動をなるべく多くさせてあげるべき犬種もいるので、
愛犬の体や特徴・特性をしっかり把握してあげることも、肥満予防の対策につながります。

ホルモンバランスの崩れ
避妊手術を行うことにより、本来のホルモンバランスが崩れてしまい太りやすくなってしまうこともあります。
術後からは、取るべきカロリーの量が少なくなることが多いので、今までよりも少なくしたり、回数を減らしてあげる工夫をしていかないと肥満の原因になります。

病気・遺伝等で肥満になりやすい肥満の原因

犬の病気が原因や、遺伝的に太りやすい体質の犬種と把握せずに肥満になってしまうことがあります。

クッシング症候群
特徴としては、
・やたらと水を飲みだす
・おしっこの回数が増える
・お腹の部分が腫れる(内臓の腫れにより)
などがあります。

などの症状があります。これは一見、肥満と思ってしまいがちですが、
しっかりと運動をしているのにお腹が太っているようであれば、肥満ではなく病気の疑いがあるので一度病院で見てもらう必要があります。

甲状腺機能低下症
成長段階が老犬以降に多く症状が見られる病気です。抜け毛や皮膚がかたくなってしまったり、運動能力の低下が見られます。
食欲が衰えず病気と判断するのが難しいので、単に肥満と考えられしまいがちですが、同様の症状がシニア犬に現れた場合は、肥満と解釈せず病院に連れてことをおすすめします。

インスリノーマ
膵臓の病で、血糖値が下がりやすくなり、食欲がやたら旺盛になります。
当然、肥満になりやすいのですがこれは低血糖が原因で食べすぎているだけなので受診して治療を行ってもらわなければ肥満の対策になりません。

遺伝的な問題で肥満になりやすい犬種ラブラドールレトリバー
ゴールデンレトリバー
秋田犬
バセットハウン
ビーグル
ダックスフンド
ウェルシュコーギー
トイプードル
ヨークシャーテリア

これらの犬種の特徴は、もともと狩猟犬などで活躍していた犬種が圧倒的に多いです。
運動量が非常に豊富な犬種が多いですが、
室内で飼われていると本来必要とされる適度な運動ができないため、肥満になりやすい犬種です。

これらの犬種は特に気を使って

・食事の管理(量・回数・ドッグフード選び)
・散歩の頻度や時間

これらを飼い主がしっかりと管理してあげることが重要です。

犬が肥満になると危ない?

肥満ではなく病気の場合は、しっかりと受診してもらうことが重要ですが、

飼い主の原因などで肥満になってしまっている場合は、どういった危険があるのかを紹介していきます。

犬が肥満状態になると足の関節や股関節等の負担がかかってしまい、
肥満が自分の体を支えきれずに、関節炎やヘルニアになってしまう危険があります。

また、肥満が原因で糖尿病などを発症し、その他の併発してしまうこともあります。

人間と同様に、肥満が原因となり様々な病を発症してしまう危険性があります。
肥満の予防=病気の予防といっても過言ではありませんね。

肥満の予防と対策

実際に肥満状態になってしまった場合も、今後の飼い主の管理の仕方次第で、肥満の予防や対策につながることができます。

かなりの肥満でない限りは、愛犬にとって最適な食事管理・運動量の管理をしてあげれば、
人間のダイエット同様に肥満の対策ができます。

もともと運動量が活発な犬の場合は、散歩の回数をなるべく増やし運動量の引き上げを行ったり、
食事の量や回数を、しっかり適正な量・回数を与えることは最も良い肥満の防止対策になります。

また、ドッグフード選びも『栄養がしっかり取れて健康に良いもの』を選んであげることで、
犬の体調管理や肥満対策につながります。

・散歩の量や回数は、愛犬の犬種に合わせてしっかり管理する
・食事は量・回数・健康を維持できる良質なドッグフードに変えてあげる

特に、ドッグフードに関しては与える量・回数はもちろん、
カロリー消費や栄養バランスがしっかり考慮されたドッグフードを選んであげると、肥満防止・健康維持に繋がります。

人間に非常に似ていますが、食事管理と運動管理の2つは、とても重要です。

まとめ

犬の肥満に関して原因と対策を紹介していきました。

病気や遺伝的に太りやすい、という仕方がない原因もありますが、
飼い主側で対策してあげられる『食事管理と運動管理』は非常に重要です。

特に食事管理に関しては、肥満防止と健康管理がしっかり考えられたドッグフードもありますし、
室内で飼われていてなかなか散歩に出かけられない場合は、体調管理にもそのまま繋がります。

ですから、良質なドッグフード選びは肥満防止・予防にも非常に重要になります。
当サイトでも、良質なドッグフードをまとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

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